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ご自身で対処できる不具合解消法・・・カタカタ音やシャカシャカ音の解消法 家庭用ミシン ブラザー ジャノメ JUKI シンガー ジャガー 

2019年08月05日
ご自身で対処できる不具合解消法・・・カタカタ音やシャカシャカ音の解消法 家庭用ミシン ブラザー ジャノメ JUKI シンガー ジャガー  [修理スタッフこれまでの修理実績]

こんにちは! マイミシン 1級縫製機械整備士の早乙女です。
今回はカタカタ音やシャカシャカ音を軽減できる対処法を記事にしてみました。
厚地を縫った後やミシン針が折れた後に針板付近からカタカタ音やシャカシャカ音など、擦れる(すれる)音が出てしまう場合があります。
ミシン針が針板の針落ち穴に下りる時にミシン針が撓り(しなり)外釜の縁に針傷が付き、内釜と外釜の傷が擦れる音が原因となります。
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最初に押さえ金、ミシン針、針板を外してください。
※ミシン針の止めネジはしっかり締める。
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外釜の縁に傷が付く箇所は大まかこの位置になります。
ミシン針が下方向に下がる時に針が奥方向へ撓り、釜縁に当たることで、そのくぼみ傷と内釜が擦れる音がカタカタ音やシャカシャカ音となります。
IMG_6272.jpg
針傷は肉眼では見えないので釜縁に針傷があるのかネジ回しを使い確認してみます。
外釜の縁部分、赤丸位置にマイナスネジ回しを平にしてセットします。
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マイナスネジ回しを釜縁にあてた状態でハズミ車をゆっくり時計方向に回します。
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剣先付近まで回して止めます、次に赤丸位置から同じ工程を繰り返し、針傷を確認します。
針傷の箇所は砂利感(じゃりかん)がありマイナスネジ回しが引っかかる感じがあります。
その部分にマイナスネジ回しを平に当てて、擦り鞣すようにして、針傷を削り取ります。
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針傷が取れた後、傷表面をさらに平にするため、内釜と外釜の隙間に研磨材を塗り、擦り合わせを行います。
自社の修理では独自の低研磨材を使っています。
※この工程をお試しされる方は市販の液体タイプの研磨材・ピカール、液体性のカーワックス(水垢落&ワックス)などが適していると思います。
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少量の研磨材を塗り、空運転します  運転時間は5分から10分位が目安です。
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研磨材が釜縁と内釜を研磨し、黒く汚れますのでテッシュペーパーなどで内釜、外釜の縁をきれいに除去してください。
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掃除後、外釜に内釜をセットし、空運転で音を確認してみます。
この工程は補正修理となり、雑音は軽減しますが完全に雑音が消えない場合もありますので予めご理解の上お試しください。
※ブラザーやシンガー系の上級モデルで糸切れセンサー付きタイプは空運転ができませんので了承ください。

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