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【針板の針傷について・トラブル対処方法】 糸調子が合わない、縫い目が浮く、糸が切れる、返し縫いをすると糸が切れる、ジグザグ縫いをすると糸が切れる

2022年10月01日
【針板の針傷について・トラブル対処方法】 糸調子が合わない、縫い目が浮く、糸が切れる、返し縫いをすると糸が切れる、ジグザグ縫いをすると糸が切れる [これまでの修理実績]

こんにちは! マイミシン 1級縫製機械整備士の早乙女です。
糸調子が合わない、縫い目が浮く、糸が切れる、返し縫いをすると糸が切れる、ジグザグ縫いをすると糸が切れるなどの相談があります。
その原因の1つが針板の針傷です。

針傷とは針板の針落ち穴にミシン針が落ちず、針板の穴外周付近や穴外周(縁)にミシン針が当たり針傷がつきます。
その傷が上下の糸を編み込む時に傷に糸が引っかかったり、浮いたり、糸切れする場合があります。

針傷

こちらが家庭用ミシンの針板です。
針落ち穴付近の傷は全てミシン針先端が当たった針傷となります。
特に穴外周の矢印が酷い針傷箇所です。

針傷

こちらが職業用ミシンの針板です。
左側にかなりの数針先端が当たった傷があります。
※酷い傷サンプルを記載しましたが本来この状態ですと要交換範囲です。

ミシン針の撓り(しなり)により傷の箇所にも違いがあります。
a)布地を引っ張って縫った場合は針落ち穴手前側に傷がつきます。
b)布地を押して縫った場合は針落ち穴奥側に傷がつきます。

●トラブル対処方法
針傷

使用工具
家庭用・職業用共に平ヤスリ・丸ヤスリを使います。
安価なヤスリ(ダイヤモンド砥粒)ですと傷以外の面も削れてしますのでできればホームセンターなどで鉄工ヤスリの細かい(細目(さいめ)、油目(あぶらめ))をおすすめします。

対処方法
針板表面の針傷

針傷

針板表面の針傷・・針落ち穴近くの針傷は平ヤスリ使い低い角度で削ぐように削ります。

針傷
針板表面の針傷・・削った跡の画像です。
傷跡の回りの山が削られて平になっています。

針傷

針板穴縁の針傷・・針落ち穴に平面部は平ヤスリ、左右の丸カーブ部分は丸ヤスリ
を通し縦傷部分が消えるまで削ります。
※穴外周に縦傷が残った状態ですとその部分に糸が引っかかり再度、針傷が付く場合もありますのでご注意ください。

針傷

研磨後の画像です。
針傷例は交換範囲の傷ですが即、対処されたい方も含め使用しましたが多くの傷と深い傷のため元の針落ち穴に比べ穴全体が大きくなりました。

針傷

左側が研磨後の針板、右側が新品の針板となります。
針傷の研磨処置範囲は針の太さの半分程度の傷が限度かと思います。
針傷が酷い場合は針板交換をおすすめします。
針板組(部品代)につきましてはモデルにより異なりますので販売店に問い合わせください。

ミシン針は折れた後から縫い上がりが悪い時は針板の針落ち穴付近を最初に確認してみてください。

ご使用されているミシンが調子悪く、お困りになった時は、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

■マイミシン修理の問い合わせ先
TEL : 0120-28-5828 (フリーアクセス)
FAX : 03-3329-5567
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