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【家庭用ミシン 糸調子が合わない(上糸調子皿の糸・ほこり詰まり)】 上下の糸調子が合わない、下糸が強い、下側の糸を引っ張ると糸が抜ける、上糸が弱い、裏側の糸が浮く、裏側の縫い目が点々になる、最近糸調子が合わない

2022年11月26日
【家庭用ミシン 糸調子が合わない(上糸調子皿の糸・ほこり詰まり)】 上下の糸調子が合わない、下糸が強い、下側の糸を引っ張ると糸が抜ける、上糸が弱い、裏側の糸が浮く、裏側の縫い目が点々になる、最近糸調子が合わない [これまでの修理実績]

こんにちは! マイミシン 1級縫製機械整備士の早乙女です。
糸調子が合わない、上糸が糸切れした後から糸調子が合わない、下糸が強いなど

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糸調子についての相談があります。
糸調子が合っていない縫い目例と解消方法を教えますので参考にしてください。

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表面の縫い目です。一見綺麗に縫えているように見えますが

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裏面はこのように上糸がループ状に浮いています。
見方によっては下糸が強いと判断される方もいますが実際には上糸の張力不足(張力不良)が原因となります。

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面板を外し確認します。
矢印の位置が糸調子皿です。どのメーカーのモデルもこの付近に糸調子皿があります。

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上糸糸調子皿に挟まっていたミシン糸です。

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左側が挟まっていたミシン糸、右側が定番のミシン糸/フジックス製シャッペスパン60番糸です。
使用糸は毛羽たちや撚り(捻じれ)が強いミシン糸でした。
糸切れ等により皿部分にミシン糸が挟まっていた事で皿が閉じない(張力が効かない)と判断しました。

●上糸の張力の確認方法

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まずは押さえレバーを下げた状態で上糸調子ダイヤルを自動又は標準位置で針穴手前の糸案内まで糸掛けしてミシン糸を引っ張ります。
⓵正常な張力は少し重い感じですがミシン糸は引っ張れます。

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次に押さえレバーを下げた状態で上糸調子ダイヤル数字を一番強い位置で針穴手前の糸案内まで糸掛けしてミシン糸を引っ張ります。
②正常な張力はかなり重いですがミシン糸は引っ張れます。
※引っ張った時⓵引っ張る強さがほとんど同じ場合には上糸調子に問題があります。

●対処方法
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エアースプレーが有れば風圧で異物除去が可能な場合もありますが解消しない場合は
クリップ(小)を使い異物を除去してみます。

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クリップをこのように棒状に伸ばします。

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押さえレバーを上げた状態で糸調子ダイヤル数字を一番弱い位置します。
クリップ先端を皿部の隙間に刺し込んで上下にグリグリします。

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裏側から見たイメージです。

作業後、押さえレバーを下げた状態で上糸調子ダイヤルを自動又は標準位置でミシン糸を引っ張り、張力が有れば回復しています。
※作業後同じ張力の場合は要修理となります。

今回のようなトラブルを防止にはミシン糸の選択が重要です。
下記のようなミシン糸はなるべく使わないことをお勧めします。
⓵古いミシン糸・・・5年以上経過した糸は経年劣化により糸切れが起こりやすい。
②安価ミシン糸・・・毛羽たちや撚りが強い糸のため糸切れや糸調子が不安定なる場合がある。
③レジロン(伸縮糸)  透明糸・カタン糸(糸切れしづらい)   カタン糸(糸切れしづらい/柔軟性が弱い)・・・・癖が強い糸のため糸絡み等のトラブルになりやすいです。

●当店のお勧めミシン糸
フジックス製シャッペスパン60番とフジックス製ファイン50番共に糸毛羽たち無し、撚りも弱いので縫いやすいミシン糸としてお勧めです。
手芸店やミシンショップでもお勧めする定番のミシン糸です。

ご使用されているミシンが調子悪く、お困りになった時は、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!

■マイミシン修理の問い合わせ先
TEL : 0120-28-5828 (フリーアクセス)
FAX : 03-3329-5567
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