こんにちは！マイミシン修理担当の早乙女です
今回の修理はブラザーコンピューターミシン、ソレイユＢ823です。

ソレイユＢ823は15年以上前の自動糸調子、糸切り機能が付いたシンプルな上級クラスの
コンピューターミシンでした。
店舗から自動糸通しが使えない、糸が絡むとのことでお預かりしました。

左2本は自動糸通し機構のシャフトです。
通常、糸通しレバーを下げるとシャフトが下がりますが、全く下がらない状態です。

下がらない原因はシャフト部の固着でした。
長期間使わなかった為グリスが乾き接着剤のように付いていました。
シャフトの付着している固体を耐水ペーパーで磨ぎ落します。

次に糸絡みですが内釜の針傷が原因で絡むケースは多々あります。
今回の糸絡みは針傷が原因でしたので内釜を交換します。

修理箇所以外も点検、掃除します。

各部点検、注油、試縫いして完了です。
今回の自動糸通し器の固着は少ない故障ですが長期間、室温の高い場所で保管されると
グリスが乾燥して固着したことが考えられます。