こんにちはマイミシン修理担当の早乙女です
今回は、ブラザーコンピューターミシンＰＣ8000の修理です。

お客様から上糸が切れて縫いないとの事でお預かりしました。

上糸を引っ張りましたが何かに引っかかっているようです。

面板を外し内部確認、天秤部分に大量の糸が巻き付いていました。

糸絡み除去の為　外装部を分解したところ針棒クランク部にもこのように
大量の糸が巻き付いています。

針棒クランク部の糸絡みはクランクロッドを外さないと取れない状態でした。
左側が天秤部、右側がクランク部の糸です。
かなりの量です！！

他点検で下糸巻き部を確認、糸巻き軸下にも大量の巻き付きを発見！

今回、巻き付いていた糸全てです。　3箇所の糸の巻き付き量を合わせますと今までの
巻き付き修理では間違い無く、1番多い量でした。

各部点検、掃除、試縫いを行い完了です。
今回のように糸が巻き付いる状態でミシンを使いますとメインモーターや駆動系に
大きなダメージを受ける場合があります。
ミシンを使用していて動きが重い、異音がする等の場合は、迅速に購入店へ相談すること
をお勧めします。