こんにちは！マイミシン修理担当の早乙女です
今回の修理はブラザー職業ミシンヌーベル450です。
ブラザー職業ミシン、ヌーベルシリーズは2種類有り、スタンダードタイプ250と自動糸切り、
下針機能付きのDXタイプ450があります。

2012年にヌーベルシリーズは、270,470にマイナチェンジされましたが変更点はLEDランプに
変わったのみとなります。
今回、プーリー（はずみ車）が取れたとのことでお預かりしました。

プーリーがこのように外れていました。プーリーに負荷が掛かり差し込軸部にヒビが入って
います。
※ヌーベルは製造年度により上軸総組交換とプーリー部のみ交換できる2種類が有り、
2007年製造の機番A7・・・・・・までの機種は上軸総組交換（重度分解修理）となります。

お預かりした機種の機番（製造NO）はA6・・・・でしたので上軸総組交換（重度分解修理）
になりました。

まず上軸総組交換は針棒クランク等を外します。

次に下軸関連部を分解します。　各部全て外さないと交換できない為、難易度が高く
時間もかかる作業です。

上軸総組を外した画像です。止めネジ、各機構等を分解して上軸総組が外れました。

上軸総組交換、各部調整、注油、グリスアップ、試縫いを行い完了です。

今回の修理ですがプーリーが割れた原因としては、厚地、段差縫いの時、プーリーを手で
回し縫われていたことでプーリー耐えられず破損されたことが考えられます。
家庭用ミシンも含めてなるべくプーリーには負担を掛けないようご使用してください。