こんにちは！マイミシン修理担当の早乙女です。
今回は、シンガーコンピューターミシン　レガート2500です。

年式不明、プーリー（はずみ車）が動かないとの事で店舗から送られてきました。

固着箇所を調べる為　外装を分解します。


各箇所のグリスが酸化し、変色や硬化をしていました。プーリーが重く動かない原因は、上軸の軸受けメタル部の半固着でした。　各軸受けメタル、ギヤー部の酸化グリス除去、潤滑剤での洗浄を行います。5年以上の年数を経過すると　●印のように全ての箇所のグリスが酸化しています。

除去後の新しいグリスです。箇所によって使用するグリスが異なります。　　　　　　　
鮮度の良いグリスは綺麗な白色です。

外装もクリーニングしてから取り付けます。

針板の傷です。　拡大ルーペで見ますとくっきり針傷が見えます。
傷の位置が針穴ギリギリにありますので研磨します。
※この位置の傷は、目とびや糸絡みの原因になりますのでご注意ください。

針板傷、研磨後の画像です。

各部点検、試縫いして完了です。
シンガーミシン　レガート2500は、外装部の後半分が金属製のモデルでしたので多分20年以上前の機種かと思います。　内部のコンデションも良好でした。　同モデル、年式ミシンの不具合でお困りの方！当社へご相談ください。
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