こんにちは！ マイミシン 1級整備士修理担当の早乙女です
今回は、ブラザー刺繍機能付きミシンD8000のオーバーホールです。

お客様からの電話相談でブラザーコンピューターミシンD-8000を購入から10年以上経過され現在、正常には縫えるが今後も長く使いたいとの事でオーバーホールの依頼がありました。

外装を分解。


綿ゴミやほこりも年数の割に少ない状態です。

上糸道の糸を送るローラーです。　摩擦によりゴムローラー部に線溝が入っていました。　供給部品が無いため、分解クリーニング後、ゴムローラーの向きを反対方向に取り付ける事で線溝が付いていても正常に糸が送れます。

外装クリーニング後の画像

針棒の左右振り機能部です。　箇所によって使用グリスにも違いが有り、この部分にはモリブデングリスを塗ります。

上軸、プーリー側です。　シャフト部に錆が出ていましたが錆取り後、グリスを塗り錆止め処置をしました。

糸切り機構部です。糸切りユニットを外し、クリーニングを行うました。

空運転をして針と外釜剣先の隙間調整をします。

各部点検、試縫いを行い完了です。
高年式のモデルでしたが液晶タッチパネルの感度も良く、全体的にコンディションも良好でした。　同年代のモデルを調子良く、使いたい方にはオーバーホールをお勧めします。　　※液晶タッチパネル仕様のモデルでタッチ反応が悪い、反応しない等の場合は回復できない場合があります。　詳しくは電話またはメールにてご相談ください。

ご使用されているミシンが調子悪く、お困りになった時は、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください！

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