こんにちは！ マイミシン 1級整備士修理担当の早乙女です
今回は、ジャノメ　モデル1300の修理、オーバーホールです。

当店のジャノメミシン系の修理ブログを見て電話相談があり、縫い目調整ダイヤルを回しても縫い目の長さが変わらない不良と20年以上経過されているのでオーバーホールを希望されお送りいただきました。

針板を外した送り歯部です。縫い目調整ダイヤルを回しても反応が無い状態です。

下軸、釜付近です。送り量を調整する機構が固着しているのが原因でした。

針棒クランク部です。油分は無く、摩擦で黒い粉が付着していました。

先進/後進切り替え機構です。酸化したグリスが付いていますが動きが悪い状態です。

上軸、模様カム機能です。内部クリーニング後、注油、グリスアップをします。

赤丸は針板の針傷です。板ヤスリで研磨します。　


仮試縫い画像です。押さえの針傷が原因でこのように縫い縮みする場合があります。
押さえ金の傷部分もルーターで研磨します。


各部点検、試縫いを行い完了です。
未点検や未注油で10年以上経過されますと内部機能部の油分が乾き固着等が起こり、ミシンにダメージを与える怖れがあります、できれば定期的な注油や点検をされる事をお勧めします。

ご使用されているミシンが調子悪く、お困りになった時は、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください！

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