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これまでの修理実績
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- 2019年11月27日
- これまでの修理実績 [修理スタッフこれまでの修理実績]
こんにちは! マイミシン 1級縫製機械整備士の早乙女です
今回は、JUKI 旧電動ミシンのオーバーホールです。
先日の台風19号の被害で室内に雨漏れがあり古いJUKIミシンが濡れてしまったとの事でお送りいただきました。
電動ポータブルタイプのJUKI製、初期モデルだと思われます。
当時の上部保護カバー、土台共に木製のため雨漏れが原因で水分を含み、ヒビ割れが酷い状態です。
まずは土台からミシン本体を外し、針棒側を確認してみます。
水による錆はありませんでしたが油分切れ、汚れの付着があります。
はずみ車側も同様。
釜部の固定ネジを外し分解クリーニングします。
針棒側、蓄積した黒い汚れが大量に出ます。
下軸側は年代の割に錆、汚れは少ない状態でした。
上糸調子軸、糸取りバネ部です。 酸化したグリスも除去します。
クリーニング後の画像です。 ほこりや汚れが取れて綺麗になりました。
上軸部、他各部グリスアップします。
下糸巻き軸です。ゴム輪とはずみ車の摩擦で下糸巻き軸を回転させる仕組みです。下糸が適量に巻けると空回りするよう調整します。
モーターベルトと下糸巻きゴム輪です。 上が新品、下が古いベルト、ゴム輪です。モーターベルトも10年位使用すると劣化が進みますので要交換。
黒塗装部もクリーニングとワックス材で綺麗になりました。
縫い目の長さを変えながら上下糸調子を確認します。
各部点検、試縫いを行い完了です。
木製のカバーに傷みがありましたがミシン本体への水による錆などは無く、今後も調子よく使えるかと思います。
昔の鉄製ミシンは頻繁に注油をされないと錆が出たり、半固着になる可能性があります。できれば10年位に1度、オーバーホールをすることをお勧めします。
ご使用されているミシンが調子悪く、お困りになった時は、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!
■マイミシン修理の問い合わせ先
TEL : 0120-28-5828 (フリーアクセス)
FAX : 03-3329-5567
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