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ブラザー スキッチPP1不具合対応方法


ブラザー スキッチPP1で糸切れ?糸絡み?
よくある不具合と改善方法
こんにちは!
刺しゅう機担当の依田です。
今回は、brother SKiTCH PP1 で起こりやすい不具合と、その改善方法についてご紹介します。
刺しゅう専用ミシンといっても、上糸と下糸で縫い目を作る仕組みは、一般的なミシンと基本的に同じです。
そのため、通常のミシンで起こるトラブルは、刺しゅうミシンでも発生することがあります。
例えば、こんな症状はありませんか?
糸切れする
糸が絡む
縫い目が乱れる
針が折れる
刺しゅう位置がズレる
このような症状が出ると、「故障かもしれない…」と不安になりますよね。
ですが、実際には故障ではなく、糸のかけ方・枠張り・生地のセット方法など、ちょっとした準備や使用手順が原因になっているケースも少なくありません。
「急に調子が悪くなった…」という場合でも、まずは普段の使い方や準備手順を、一度見直してみましょう。
まずは、以下の5項目をご確認ください。
1 ミシン針を交換する
2 上糸かけを確認する
3 下糸かけを確認する
4 刺しゅうデータを確認する
5 生地が正しく張られているかを確認する
これら5項目を確認することで、症状が改善する場合があります。
1ミシン針を交換する
トラブルが発生した際は、まずミシン針を交換することが基本です。
一見問題がないように見えても、針はわずかに曲がったり、先端が傷んでいる場合があります。
そのまま曲がったミシン針を使用すると、縫い目が崩れたり、縫製中に糸が絡まったり、糸切れや針折れが発生したりすることがあります。
不具合が発生した場合は、まずミシン針を新品に交換してください。
また、針を交換する際は、針を奥までしっかり差し込んでください。
2上糸かけを確認する
このような症状は、単純な糸のかけミスによって発生することがあります。
スキッチPP1は、上糸をセットしてから4個の糸案内をたどって、針に糸を通します。
これらの糸案内から1つでも糸が外れると、上糸に正しくテンションがかからず、糸調子が合わなくなります。
その結果、縫い目が崩れたり、縫製中に糸が絡まったり、糸が切れてしまったり、針が折れてしまったりします。
特に刺しゅう糸は、一般的なミシン糸に比べて光沢が強い糸です。
その反面、撚りが甘く作られているため、糸こまからほどけやすく、摩擦にも弱い性質があります。
そのため、不具合を未然に防ぐためにも、1つ1つの糸案内を意識しながら、しっかりと糸をかけるようにしてください。
糸暴れには糸こまネット
場合によっては、糸こまから上糸が繰り出される際に糸が大きく暴れてしまうことがあります。
その際には、糸こまネットを使用し糸こまに被せると、糸の動きが落ち着きスムーズに上糸が繰り出されます。
3下糸かけを確認する
また、下糸が正しくセットされていない場合にも不具合は発生します。
特に、“下糸が表地に見えてしまう”、“縫い目が安定しない”、“糸が絡む”といった症状がある場合は、下糸セット不良の可能性があります。
ボビンの向きや、糸が釜の溝にしっかり入っているかをご確認ください。
4刺しゅうデータを確認する
さらに、刺しゅうデータによっても同様の不具合は発生します。
スキッチPP1はコンパクトタイプの家庭用刺しゅうミシンのため、大型家庭用刺しゅうミシンや業務用刺しゅう機と比較すると、生地を貫通する力には限界があります。
密度が高い刺しゅうや、刺しゅうの上にさらに刺しゅうを重ねるようなデータを縫製すると、ミシンに大きな負荷がかかります。
その結果、縫い途中に糸が切れたり、糸が絡んだり、針が折れたり、縫い目の不具合につながることがあります。
自作のオリジナル刺しゅうデータを縫っている場合には、アートスピラ等で配布している刺しゅうデータでも、同じ不具合が発生するかご確認ください。
配布データで問題なく縫製できる場合、不具合の原因が元の刺しゅうデータにある可能性があります。
その場合には、アートスピラや刺しゅうソフトを使用し、刺しゅうデータの編集を行う必要があります。
5生地が正しく張られているかを確認する
生地が枠の中でしっかり張られておらず、たわんでいる場合にも不具合は発生することがあります。
刺しゅうは、高速で針を何度も抜き差ししながら縫製を行うことで仕上がります。
そのため、刺しゅう中に生地が動いたり歪んだりすると、刺しゅう全体の仕上がりが崩れる原因となります。
また、生地に十分な張りがない場合、刺しゅう糸の引っ張る力によって生地が縮み、刺しゅうが縮んだり、形が崩れたりすることもあります。
特に、Tシャツやジャージなどの伸縮性がある素材は、刺しゅう時に生地が動きやすいため、刺しゅう用の接着芯を必ず使用してください。
また、生地の種類や縮みやすさによっては、刺しゅうソフトを使用してデータを調整し、あらかじめ縮みを考慮した補正が必要になる場合もあります。
改善しない場合は、使用している糸・生地・接着芯を別のものに変更したうえで、同じ症状が発生するかもご確認ください。
6それでも改善しない場合には…
使用上のトラブルが原因で、場合によってはミシン内部の部品が変形・破損してしまう場合があります。
下記のように内部部品にズレや破損が発生している場合には、技術者による点検・修理・調整が必要となります。
いかがでしたでしょうか。
縫製中にトラブルが起きると、不安になったり、「故障かもしれない…」と心配になることもあるかと思います。
しかし、今回ご案内したように、糸掛けや針交換、刺しゅうデータの確認などで改善するケースも多いです。
当店では、お買い上げいただいたミシンの不具合に関するご相談を営業時間内いつでも承っております。
お困りの際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
症状改善に向けて、サポートさせていただきます。
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