- サイト内検索
トップページ > マイミシンのお役立ち情報コラム > 初心者のためのミシン基礎情報 > ロックミシンの選び方
ロックミシンの選び方
幼稚園グッズや小さな布小物から作り始めて、ある程度のスキルが身に付いてくると、より本格的なものを作りたいと思うのはよくあることです。そういった方々が次に欲しくなるのが、ロックミシンです。
ここではロックミシンの選び方をその種類や仕組みについて、ご紹介します。
ロックミシンとは
ロックミシンというのは、裁断した布の端がほつれないように始末したり、伸縮性のあるニット生地を縫ったりするのを得意とするミシンをいいます。布をカットするメスがついていて、布の端をカットしながらかがっていくのがロックミシンの特徴です。
一般的な家庭用のミシンでも直線縫いとジグザグ縫いを組み合わせることで、布の端のほつれを防ぐことも可能ですが、仕上がりの綺麗さと布のほつれにくさではロックミシンにはかないません。伸縮性のある生地を縫う際も家庭用ミシンを使うよりロックミシンを使った方が強度的にも安心です。
ただ、あくまでロックミシンは布の端を縫うためのミシンですので、布の中央を直線縫いすることは出来ません。洋服などを作る場合には、家庭用の直線縫いミシン組み合わせて使用するのが一般的です。
ロックミシンの種類
家庭ミシンが電動ミシン、電子ミシン、コンピューターミシンの3種類に分けられるのと同じように、ロックミシンもいくつかの種類に分類されています。
ロックミシンの種類は一般的に糸の数によって分けられていて、主な種類としては、『1本針2本糸ロックミシン』、『1本針3本糸』、『2本針4本糸』、『2本針5本糸』の4つがあり、それぞれに強度や縫い目の特徴が異なってきます。
当然ながら価格によって機能や性能に違いが出てきますので、予算やどのようなものを中心につくるかによって必要なものを選ぶことをおすすめします。
用途にあったものを選ぶ
ロックミシンは2万円台から10万円台を超えるものまで、機能や性能によってその金額も大きく異なります。メーカー各社からさまざまなモデルが発売されていますので、初心者の方は、どれを選べば良いのかさっぱりという人も多いのではないでしょうか。
まず、糸の数によって種類が分かれていて、得意とする分野がそれぞれに違います。そのため、ロックミシンの選び方として、まずはどのようなものを中心につくるのかを考え、用途にあったものを選ぶのが賢明です。
時々しか使わないからとにかく予算を抑えたいという人は1本針2本糸ですが、現在の主流は2本針となっており、1本針仕様はほとんど流通していません。
2本糸は布帛を縫うのに適していてニットを縫うには向いていません。布帛もニットも頻繁に縫うから、かがり目の美しさにはこだわりたいという人には、1本針3本糸がおすすめです。巻きロックができるので縫い物のバリエーションが広がります。
ニット地の縫い代始末と直線の地縫いが同時にできるのが魅力の2本針4本糸ロックは、予算に余裕があって頻繁に縫い物をする人に最適です。針と糸を1本ずつ外すことで1本針3本糸ロックに変更できるのも魅力的です。