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ミシンの使い方ワンポイントアドバイス
縫い目がまっすぐ縫えないなどミシンを縫う際の悩みはさまざま。今回は、ミシンの使い方でよくあるお悩みに対し、ワンポイントアドバイスをご紹介します。
縫い目をまっすぐに縫うコツ
縫い目をまっすぐに縫うことができない。そんなときに気をつけるのがまずは姿勢です。ミシンの正面に向かいまっすぐ座ります。ミシンに対して、まっすぐに座っていないと斜めに見えてしまい、徐々に縫い目がずれることがあります。このとき、布端を合わせる位置を決めて、布地を手で軽く添えて縫い進めるとスムーズです。
次に気をつけなければいけないのが視線です。手元の針を集中していると縫い目がずれて歪みやすくなります。布端の位置に意識を集中させるよう意識すると、まっすぐに縫いやすくなります。
カーブ部分を綺麗に縫うコツ
カーブ部分は伸ばして縫ってはいけません。ミシンで生地を縫うと、必ず押えの圧力がかかってしまうため、差動もかけずに一直線に伸ばして縫うと綺麗なカーブは描けず、波打ったカーブがかかってしまいます。
まずは、試し縫いをするのがコツ。どれくらいカーブさせたいかを想定して試し縫いを行い、適切な差動にセットします。セットしたら、カーブのラインに合わせて、ゆっくりと縫い始めます。このとき、片手でカーブの終わりあたりを持って安定させ、もう片手で生地を移動させていくとスムーズです。このとき、生地を引っ張らないようにするのもコツです。
縫い目の長さの調整
針が下りてから次の針が下りるまでの距離を縫い目の長さと言います。生地の厚さによって、縫い目の長さを調整することで、綺麗な縫い目にすることができます。
薄い生地の場合は縫い目の長さを細かくし、厚い生地の場合は縫い目の長さをあらくするのがポイント。薄い生地にあらい縫い目にすると生地が縮んでしまい、厚い生地に縫い目を細かくすると生地が伸びてしまい、しわの原因になります。
また、縫い目長さが調整できない機種もあるので、購入の際は注意が必要です。
スピードが速いのが不安
フットコントローラーのスピードが速すぎて上手く縫うことができないなんてこともあるでしょう。そんなときは、ますはフットコントローラーの踏み込みをできるだけ浅くし、できるだけスピードを遅くしましょう。
止めたい時はフットコントローラーから足を離せばすぐに止まります。ちょっとずつフットコントローラーを踏んでいけば、1針ごとに止めることもできます。
遅いスピードで慣れれば、自ずと速いスピードで試してみたくなるもの。徐々にスピードを上げて速いスピードに慣れて、焦らないようにしましょう。フットコントローラーの踏み込みとスピードに如何に慣れるかが重要です。