本文へジャンプ

トップページ > マイミシンのお役立ち情報コラム > 初心者のためのミシン基礎情報 > ミシンの下糸がゆるいときの調整方法

ミシンの下糸がゆるいときの調整方法

ミシンの下糸がゆるいときの調整方法

ミシンを使っていると、上糸の調子は問題ないのにずっと強いのとミシンの下糸がいつもゆるんでしまうなど悩む方は多いのではないでしょうか。ここでは、ミシンの下糸がゆるいときの調整方法をご紹介します。

糸調子を調整しよう

よくある原因は上糸が下糸に引っ張り込まれている、下糸の通し方が間違っている、下糸がちゃんと掛かってないなど糸のセットに問題があることがあげられます。糸の巻き方、ボビンの向き、糸調子のダイヤルなどを確認して何が原因かを確認しましょう。

下糸が正しくセットされていない場合

布地の上側の面に下糸が出ているとき、布地の上側で上糸が直線になるときは下糸が正しくセットされていない可能性が高いです。

その場合は、まずミシンの電源を切り、ボビンを取り出して、糸が必ず左巻きになるようにし、ボビンを内かまに入れます。次に片手でボビンを押さえ、もう片手で巻き終わりの糸をツメに引っかけます。そのあと、糸を引っぱりながら、針板のミゾに糸を通して、カッターで糸を切れば、セット完了です。

上糸が正しくセットされていない場合

布地の下側の面に上糸が出ている、布地の下側で下糸が直線になる、布地の下側のぬい目がたるむときは、上糸が正しくセットされていない可能性が高いです。

その場合は、ミシンの電源を切り、いったん上糸をミシンから取り外します。押えレバーを上げ、針を上に上げて、糸たて棒を倒して、糸こま押えを外します。糸たて棒を倒さないと、糸がからまる、針が折れる等の原因となります。

その後、糸が下側から手前にくるように糸こま押えの方向を注意して差し込み、糸を通します。天びんの右側から左側へしっかりと糸をかけます。針棒糸かけに糸を通し、押えレバーを下げ、針棒糸かけにかけた糸をガイドにかけ、糸通しのレバーを下げます。

糸通しレバーを下げたら、糸通しレバーを後ろへ回して、針穴にフックを入れ、下からすくうように糸をフックにかけます。糸通しレバーを手前に戻して、糸を針穴に通します。糸の輪っかをつくり、後側へ引いて針穴から糸の端を引き出します。このとき、無理に引っ張ると針が曲がってしまうので、注意。押えレバーを上げて、糸の端を押えの間に通してから、5 cmほど引けば完了です。

糸と針の種類を確認しよう

ミシンの下糸がゆるいのは、生地が原因になっていることもあります。ミシン針は布地の種類によって使い分けることが必要です。

布地に合った糸と針を使わないと、糸調子が合わなかったり、布地にしわが寄ったり、硬い生地を縫っていると下糸のくい込みが悪くゆるくなってしまうことにつながります。針を太めに替えるなど布地に合った糸と針を使用する、上糸を強めにするなどの対処が必要です。

その他のミシンの下糸がゆるむ原因

ミシン初心者の方によくある原因は、布を引っ張り過ぎることによる影響です。もともとミシンの下糸は上糸に比べて出やすいので、引っ張ってしまうと下糸がゆるんでしまう可能性があります。縫う速度を変えたり、引っ張らないようにして調整しましょう。

サイト内検索