こんにちは。
ソーイングアドバイザーの田上です。
本日はミシンの機能の長所と短所についてご紹介します。
昔に比べるとミシンはとっても取扱いが簡単になり
便利な機能もつくようになりました。
糸切機能・・・・
下糸を引き上げなくても縫い始められる・・・・
などなど・・・・（この機能がついていない機種もあります。）
操作はとても簡単になりましたが
それによって起こってしまう現象もきちんとお伝えしたいと思います。
糸切機能がある・または下糸を引き上げなくても縫い始められるミシンの特長
それは縫い初めの返し縫いの時に
布の裏側の縫い目に「くしゃ」っと下糸がからまる
鳥の巣
という現象が起こるということです。
人気ミシン　JUKI　エクシードドレスメイクで試してみました！

これはメーカー、機種、工業用、職業用、家庭用関係なく
すべてのミシンで起こります。
ミシンの不具合ではありません。
まず縫い初めに必ず守っていただきたいのが
上糸を押えの下にセットする事！！！
押えから外して縫い始めると上糸が裏に全部からまってひどいことになります。
↓ダメな使い方

↓このようにとってもぐちゃぐちゃになります

布の縫い初めはだいたい縫いしろでかくれる部分が多いので
通常は鳥の巣を気にしないでそのまま縫ってください。
しかしバッグの縁のステッチや、ズボンの裾上げなど
表も裏も全部きれいに縫いたいとき、鳥の巣が出来たら困るときは
下糸を引き上げて、上糸・下糸そろえて押えの下にそろえておく！！

というアナログ方式で縫ってください。
ミシンの構造上、絶対にからまりません・・・・！
↓裏を見てみると

からまってない！
作業工程によって使い分けてみてください