こんにちは！ マイミシン 1級整備士修理担当の早乙女です
今回は、ブラザー足踏み職業用ジグザグミシンＴＺ1-Ｂ651の修理、オーバーホールです。

縫っていたら急に針が上下しなくなり当店へお送りいただきました。

予想される箇所を確認した結果、外釜と中釜の固着が原因でした。

背面プーリー側の送り量調整部です。錆も無く良好。

ミシン糸が中釜部に挟まっていたことで固着、クリーニングを行いました。

針棒機構です。　こちらも良好。

分解クリーニング後の部品です。

クリーニング前の上部です。永年の汚れが付着しています。

クリーニング後の上部です。強力な洗浄材で綺麗になりました。

釜のクリーニング後、取り付け、針釜タイミング、針釜隙間調整、グリスアップをします。

足踏み仕様なのでモータードライブを仮付けして試縫いを行います。

この当時のミシンにはサブテンションが標準装備、針棒が上位置で糸調子皿が開く仕組みになっていました。


各部点検、試縫いを行い完了です。
古いミシンでも短い間隔で使用することで錆や固着等を防ぎますので足踏みミシンや古い電動ミシンをお持ちの方は定期的に縫う事をお勧めします。

ご使用されているミシンが調子悪く、お困りになった時は、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください！

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