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【JUKI・職業用ミシンTL30DX系の自動針穴通しトラブル対処方法】JUKI ジューキ TL30DX HA仕様 自動針穴通し シュプールTL30DX
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- 2024年06月29日
- 【JUKI・職業用ミシンTL30DX系の自動針穴通しトラブル対処方法】JUKI ジューキ TL30DX HA仕様 自動針穴通し シュプールTL30DX [これまでの修理実績]
こんにちは! マイミシン 1級縫製機械整備士の早乙女です。
JUKI・シュプールシリーズ・TL-30DX(平針/AH針仕様)には自動針穴通し機能が付いていますが針穴に糸が通らない、上手くできないなどの相談があります。
ご自身で解消できる場合もありますので参考にしてください。
準備品・・まずは新しいミシン針(平針/HA)交換します。太さは11番を使います。
※HA9番や丸針/DB11番はTL30DXには使用できませんので注意してください。
肉眼では見えづらい位小さい箇所のため、目の悪い方はフックは見えないと思います。
必ずルーペ(拡大鏡/虫めがね)などで拡大して見てください。
画像1 それでは確認してみます。
針棒を一番高い位置にして自動針穴通しレバーを下方向に下げます。
画像2 下げた状態で自動針通しフック(槍状)が針穴に貫通しているか確認します。
この時にルーペ(拡大鏡/虫めがね)で確認します
見えづらいですが糸通しフックは針穴に対し左側に曲がっています。
画像3 別アングル画像・正常な貫通位置・・このように通し糸通しフック(槍状)が針穴に貫通しているか?確認ください。
画像4 糸通しフックを外します。 糸通しフックの白部分、両端を指で下方向に強く押すと
画像5 このように糸通しフックが外れます。
画像6 上からの画像です。このように左右金具内のフックが左側に曲がっていますので修正します。
※正常な位置は左右金具内の中心位置です。
画像7 左側金具とフックの隙間にカッターナイフを根本まで差し込み、右方向へ曲げて修正します。
画像8 修正後のフック位置です。 フックは左右金具内の中心位置になっております。
画像9 自動糸通しフックを軸に再固定します。
フック穴に左右横溝がありますのでミシン本体の軸側の横棒をはめ込み上方向に強い力で差し込みます。
画像10 貫通確認をします。 糸通しレバーを下げて、フックが貫通しているかルーペ(拡大鏡/虫めがね)で見ます。
まだ穴外に対しフックがどちらかに反れている場合には再度、フックを外し修正してください。
画像11 最後にミシン糸を通して通れば完了です。
★ご自身での回復ができない例★
画像12 このように糸通しフック(下四角)と針穴(上四角)の位置が違っている場合には修理/調整が必要となりますので販売店に相談ください。
他・・・針穴にフックは貫通しているがミシン糸を引っ張れない場合・・・糸を引掛けるフック折れや潰れの可能性はあります。
※糸通しフック(消耗部品)交換となります。
ご使用されているミシンが調子悪く、お困りになった時は、迷わず当社修理窓口にお気軽にご相談ください!
■マイミシン修理の問い合わせ先
TEL : 0120-28-5828 (フリーアクセス)
FAX : 03-3329-5567
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